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ネイマール、リオで王国初栄冠に導く 「最も良いことの一つ」―五輪あのとき - 時事通信ニュース

2020年04月30日07時41分

リオ五輪サッカー男子決勝のドイツ戦で優勝を決め、歓喜するブラジルのネイマール(手前)=2016年8月20日、リオデジャネイロ

リオ五輪サッカー男子決勝のドイツ戦で優勝を決め、歓喜するブラジルのネイマール(手前)=2016年8月20日、リオデジャネイロ

 2016年リオデジャネイロ五輪のサッカー男子。地元ブラジルが初の金メダルに沸いた。エースのFWネイマール主将は、顔を覆ってピッチに倒れ込む。「言いたいことは山ほどあるはずなんだけど、表現できない」。流した涙には、喜びと苦労が詰まっていた。
 サッカー男子は原則23歳以下の選手で争われる。当時24歳のネイマールは、3人まで認められるオーバーエージ枠で出場した。ワールドカップ(W杯)を最多の5度制した王国にとって五輪優勝は悲願。国民は主将に大きな期待を寄せた。
 1次リーグは初戦から2試合連続で無得点ドロー。すると国全体に批判が渦巻いた。試合後の取材エリアは素通り。それでも決勝のドイツ戦でFKから先制点をもたらすなど、大会4得点。最後はPK戦の5人目でゴール右上に決めて幕を引いた。「非難の声を黙らせることができた」という言葉もまた、素直な感情だった。
 自国開催のビッグイベントで続いてきた、悲劇の歴史に終止符を打つという決意もあった。決勝の舞台は、1950年W杯で優勝が懸かったウルグアイ戦に敗れたマラカナン。14年W杯では、自身が大会途中に相手の危険な接触を受けて腰椎を骨折。準決勝でドイツに1―7で惨敗するさまを見守るしかなかった。その相手に因縁の地で雪辱。「人生の中で最も良いことの一つ」と言うのももっともだ。
 その後は活躍の場をバルセロナ(スペイン)からパリ・サンジェルマン(フランス)へと移した。18年W杯は8強止まりで、年齢も28歳となった。サッカー選手として最大の夢はW杯制覇。「夢がかない、母国を誇りに思う」。リオで残した言葉を、22年W杯で再び口にできるだろうか。

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