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『100万回 言えばよかった』佐藤健の“言わなくていい”台詞が響く、特殊な設定の妙 - ドワンゴジェイピーnews

「俺が 死んでたとしても 前に進もう」

井上真央佐藤健松山ケンイチがさすがの演技力でストーリーに引き込んでいく金曜ドラマ100万回 言えばよかった』(TBS系、毎週金曜よる10時)。悠依(井上真央)の恋人である直木(佐藤健)は、何らかの事件に巻き込まれ、死んだときの記憶がないまま幽霊になってしまう。直木の姿が見える刑事・魚住(松山ケンイチ)を介して、悠依は直木の存在を感じられるようになった。

【画像】第3話カットを見る(全20枚)

直木が幽霊であることは特異な設定だが、それによって生まれるこのドラマならでは魅力はさまざまだ。
悠依には直木が見えないし、声も聞こえない。触わることも触わってもらうこともできない。直木がろうそくに息を吹きかけても炎は揺れない。だからこそ…

先週の第2話。美容師の悠依が職場のロッカーでおにぎりを食べていると、幽霊の直木が「食えばいいってもんじゃ…あ~あ」と具ナシのおにぎりにあきれ顔。すると「お昼食べてるだけで優秀」と悠依が独り言。会話が嚙み合って、直木は「えっ?」とびっくりする。腰を痛がっている悠依に、直木が「一回座っちゃうとね~」と寄り添う言葉をかけると「立ち仕事はねぇ」と悠依。また嚙み合ったことに驚き「え…」。直木に影響されずに芝居をする井上真央と、セリフ回しやリアクションでクスッと笑わせる佐藤健が、見えなくても聞こえなくても通じているかのような二人の関係性をコミカルに表現していく。
仕事に戻り笑顔で働く悠依を、店内で頬杖をついて愛おしそうに微笑む直木。彼女の職場で仕事中に堂々と見つめられるのは幽霊くらい?

そんな幽霊のことが見える魚住。刑事の同僚に防犯カメラに映った直木の説明をしながら、「最近 この男の幽霊が見えるんです」と言うと同僚はポカン。真面目なシーンにも一気にオチがつく。
事件について話を聞きたい魚住だが、直木の部屋の前で「やっぱりちょっとここは…」と気まずそう。「傍からみたら二人だけなわけですから 時間も遅いですし」と悠依を帰そうとすると、直木から「あっ!ちょっ…何考えてんすか あなた警察…」とジロリ。「警察官ですから」とカクッと口角を上げて善良な笑顔をキメる魚住。松山ケンイチのひょうきんで豊かな表情が見られるのもドラマの楽しみの一つだ。

事件当日の直木の話を聞いていくなかで、コミカルなやりとりにキュンも絡んでくる。
悠依と魚住がソファに座ると、二人の間に直木が割って入る。こんなに近い距離で3人がソファに並んで座る光景もちょっと滑稽。魚住が「直木さんここに」と悠依に伝えると「言わなくていい」と直木に睨まれる。

そして第1話の冒頭で悠依が怒りながら掃除機をかけていたシーンとつながる。
「直木わざわざ仕事休んでまで その日は部屋に来てって言うから つい…」プロポーズを期待していた悠依がその先の言葉を言いよどむと、魚住が「うんっ?」と聞き返す。悠依はその先を言わなかったが、横から直木が「結婚したいって言うつもりだった」とはっきりと言葉にする。そのまま復唱しそうになった魚住が思わず「えっ?」と聞き返すと、直木は「言わなくていい」。“言わなくていい”心にある直木の気持ちは魚住にだけ聞こえて動揺。言わなくていいのなら言わないでと訴えても、直木からは「言わせてよ」。その思いをくみ取ってただただ頷く魚住はキュートで温かい。

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