日本代表MF久保建英が所属するビリャレアルは8日、スペインリーグ第9節でヘタフェと対戦する。この一戦に向けて、ウナイ・エメリ監督（49）が試合前日の7日に記者会見を実施した。そのもようをスペイン各紙が同日に伝えている。

エメリ監督はその際、ヘタフェ戦のスタメンについて、「できる限り競争力のあるベストのチームで臨む考えを持っている。我々はベストの選手を起用するつもりでいるし、ベンチには我々を大いに助けてくれる選手たちがいる。我々はベンチメンバーのレベルの高さにより（選手の選択で）困難を抱えることになると思うが、それは我々にとって朗報だ」と選手層の厚さを喜んだ。

平日に欧州リーグを戦ってきたタイトな日程によるチーム状態については「我々は木曜日の試合を終えた後、良い状態にあるし、この後選手たちのコンディションを見るつもりだ。また試合に出場しなかった選手たちの状態も良く、しっかりと準備できている。そしてコクランがすでにグループ練習に復帰したため、メンバーに加えられるかどうか様子を見るつもりだ。一方、ジャウメ（コスタ）は出場できず、フォイスとアルベルト・モレーノも欠場する」と説明した。

今季のホームゲームで1失点しかしておらず、バルセロナにも勝利している守備の固いヘタフェについては「アンヘル・トーレスの会長就任以降、長年成功を収めていることが非常に顕著なクラブだ。彼らは大きく飛躍し、欧州リーグにも参加していた。そして今、再び素晴らしい瞬間を過ごしているよ」と印象を述べた。

ヘタフェ戦勝利の鍵については「90分間、競争力と粘り強さを保つことが鍵になるだろう。彼らのプレーと多くの選手でペナルティーエリアに迫る縦への攻撃を遮断することが重要となる。彼らは自分たちのペナルティーエリアから遠いところで非常にうまく守備をやるので、我々は彼らの高いラインを突破する必要がある。しかし彼らはしっかりと戻るので簡単ではないし、デュエルに強く激しいチームだ。アウェーで彼らに勝つことは魅了的かつ大きな挑戦だよ」と語り、厳しい一戦になることを強調した。（高橋智行通信員）