「より良い未来の選択を」米民主副大統領候補のハリス氏が意欲バイデン氏とそろって会見 - 東京新聞

１２日、米デラウェア州での選挙運動で、バイデン前副大統領（左）と記者会見に臨むハリス上院議員＝ＡＰ

　【ワシントン＝金杉貴雄】１１月の米大統領選に向け共和、民主の２大政党で黒人女性として初の副大統領候補に選ばれることになった民主党のハリス上院議員（５５）は１２日、大統領候補となるバイデン前副大統領（７７）と米東部デラウェア州で記者会見した。ハリス氏は「われわれはより良い未来を選択する機会を得た」と大統領選勝利に意欲を示した。

　ハリス氏は副大統領候補になったことについて「私の前にいた歴史的で野心的な女性たちが、私が今日ここにいることを可能にした」と強調。その上で「仕事に取り掛かる準備はできている」と訴えた。

　共和党のトランプ大統領に対し、新型コロナウイルスを軽視して適切に対応しなかったため、全米で被害を拡大させ多くの失業や景気悪化を招いたと非難。「今回の選挙はトランプ氏を倒すだけでなく、国をより良く復興させるものだ」と主張した。

　これに先立ち、バイデン氏は移民２世のハリス氏について「彼女は移民の家族が私たちの国をどのように豊かにするかを知っている。彼女の物語は米国の物語だ」と指摘。「米国の次期副大統領として適切な人物を選んだ。それがハリス氏だ」と語った。