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真夏の給食調理現場で奮闘 別府市、保冷剤ベストや冷却ジェル導入 - 大分合同新聞

調理員らが着用する保冷剤が装着できるベストや首に巻く冷却ジェル=別府市教委

調理員らが着用する保冷剤が装着できるベストや首に巻く冷却ジェル=別府市教委

 【別府】例年なら夏休みのこの時期、給食調理の現場では、これまでに経験したことのない真夏の作業を余儀なくされている。新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校の影響で、別府市の市立小中学校(22校)が夏休み(8~17日)を短縮したためだ。子どもたちの食を支える調理員の健康管理や食中毒の予防など、市教委や現場は知恵を絞っている。
 山の手小(562人)は調理員4人と栄養士1人が現場で作業をする。空調機器はなく、異物混入を防ぐため扇風機も使えない。大鍋を使うため火力は強く、高温多湿の過酷な環境だ。そんな中でも調理員は、児童に安全でおいしい給食を届けるため日々奮闘している。
 市内で空調機器があるのは1校のみ。市教委は熱中症を予防するため、保冷剤を装着できるメッシュ素材のベストを導入。各小学校の調理場と全中学校と東山小に給食を提供する共同調理場の調理員、栄養士ら約100人に1着ずつ配布した。首に巻く冷却ジェルや冷感素材のマスクなども準備している。山の手小の調理員、黒木たか子さんと児玉睦美さんは「調理員の体調が万全でなければ、おいしい給食は提供できない。冷却グッズを工夫して乗り切りたい」。
 夏場は食中毒のリスクも増すことから、各調理場では食材の数を減らして室温での放置を極力避ける工夫も。食欲が低下しがちなため、スパイスを効かせた料理や、冷たいメニューを増やすなどしている。
 市教委スポーツ健康課は「現場の声を聞きながら、使いやすく安全に使用できる冷却グッズを導入した。食中毒予防の徹底と調理員の安全確保に努めたい」と話す。 
 同市では小・中学校の給食を一元化した新学校給食調理場の建設が決定。2023年9月から給食を提供する計画で、空調機器を導入する。

※この記事は、8月1日 大分合同新聞 11ページに掲載されています。

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