
宇宙を駆けるスペースシップに、飛び交うレーザー光線、とてつもなく巨大な怪獣たちに、闘うロボット、苦悩するアンドロイド、等々、SF(サイエンス・フィクション)は、その名の通り科学的な空想に基づいた物語だ。映画製作者たちが苦心して作り上げた世界を舞台に、アクションや冒険、恋愛に社会問題まで、様々なドラマが繰り広げられるSF映画。決して子供向けにとどまらず、圧倒的なクオリティで作り出されたその作品たちには、映画史に残る傑作も数多く存在する。今回は、あくまで独断と偏見に基づくものの、厳選に厳選を重ね、思わず唸る面白さのSF映画の傑作たち30本を、ランキングにまとめておすすめしたい。
SF映画のおすすめ傑作ランキング 30位~21位
30位:『ブレードランナー2049』(17) 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 163分
リドリー・スコットの傑作『ブレード・ランナー』(82)の続編。前作があまりに偉大なため、続編が作られること自体に懸念を覚えたファンも多かったが、監督のドゥニ・ヴィルヌーヴは見事そのプレッシャーをはねのけ、素晴らしい傑作SFを作り上げた。決して前作のファンムービーに陥らず、世界観を引き継ぎつつも物語は新たな展開を見せ、納得の続編に仕上がっている。本作でアカデミー撮影賞に輝いた、ロジャー・ディーキンスの思わず息を呑む画作りは必見だ。
29位:『ジュラシック・パーク』(93) 監督:スティーブン・スピルバーグ 127分
SF映画に「映像革命!」の宣伝文句がつくことは多いが、この作品もまさにその一つ。CGとアニマトロニクスを駆使し、現代に恐竜を生き返らせたその映像は、当時の観客の度肝を抜いた。また、『ジョーズ』(75)のスピルバーグならではの、「襲われる恐怖」の演出も最大限に発揮され、全世界で歴史的大ヒットを記録。製作から25年以上経つが、恐竜たちの迫力は今見ても圧倒される。
28位:『プレデター』(87) 監督:ジョン・マクティアナン 107分
公開当時、もう地球上に敵はいないと言われていたアーノルド・シュワルツェネッガーが、地球に飛来した謎の宇宙生命体「プレデター」と決死の戦いを繰り広げるSFアクションの傑作。『ダイ・ハード』を手がけたジョン・マクティアナンのキレのいいアクション演出に加え、百戦錬磨の特殊部隊員ダッチ少佐ことシュワルツェネッガーと、狩猟民族プレデターの、手に汗握る一大バトルには大興奮だ。
27位:『スターシップ・トゥルーパーズ』(97) 監督:ポール・バーホーベン 129分
ヒューゴー賞を受賞した、ロバート・A・ハインラインの傑作SF小説「宇宙の戦士」の映画化。昆虫型宇宙生物との地球連邦との全面戦争が迫力を持って描かれるが、軍国主義、プロパンガンダに対する痛烈な皮肉に満ちた描写も面白い。激しく容赦ない戦闘描写も含めて、まさにバーホーベンならではの映画に仕上がっている。
26位:『ゴーストバスターズ』(84) 監督:アイバン・ライトマン 107分
1984年に興行収入北米ナンバー1となった大ヒットSFコメディ。レイ・パーカー・ジュニアが歌う同名主題歌も大ヒットし、社会現象を巻き起こした。ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、リック・モラニスなど、サタデーナイトライブで人気のコメディアンが集結し、アイバン・ライトマン監督が、SFでは珍しい抱腹絶倒のコメディに仕立て上げた。2020年には、息子のジェイソン・ライトマン監督が手掛ける『ゴーストバスターズ/アフターライフ』も公開。
25位:『トータル・リコール』(90) 監督: ポール・バーホーベン 113分
『ブレードランナー』『マイノリティ・リポート』の原作でも有名なSF作家、フィリップ・K・ディックの短編小説「追憶売ります」の映画化。シュワルツェネッガーとバーホーベンのタッグが生み出す、豪快なアクションと世界観が見もののSFアクション超大作。中年女性の顔が割れて、中からシュワルツェネッガーが出てくるシーンは、予告編でも流れ多くの観客を驚かせた。2012年にはコリン・ファレル主演でリメイクされている。
24位:『マトリックス』(99) 監督:ラナ・ウォシャウスキー、リリー・ウォシャウスキー 150分
今では姉妹となった、ウォシャウスキー兄弟のオリジナル脚本によるSFアクション。日本の漫画やアニメ、カンフー映画などの影響を受けたサイバーパンク作品に仕上がっている。人物の周りをカメラが360度回る「バレットタイム」やワイヤーアクションなどを融合、斬新で新しい映像表現を見せつけてくれた、まさに革命的作品だ。
23位:『E.T.』(82) 監督:スティーブン・スピルバーグ 121分
スピルバーグが手がけた、宇宙人と少年の交流を描く感動のSFストーリー。アメリカを中心に大ヒットを記録、アメリカ国内では3億ドルを突破し、当時映画史上最大の興行収入額となった。また、『ジュラシック・パーク』に抜かれるまでは、興行収入歴代1位の座を守り続けていた。有名な自転車での飛行シーンでは、思わず前のめりになる程、スピルバーグの演出に心を持って行かれてしまう。子供向け映画の印象が強いが、むしろ大人におすすめしたい、スピルバーグの手腕が光る映画史上に残る傑作だ。
22位:『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95) 監督:押井 守 85分
士郎正宗の原作漫画「攻殻機動隊」を、押井守が監督した劇場用アニメ映画。全米のビデオ売上チャートでは1位になるなど、世界に多大な影響を与えたサイバーパンクの傑作。『ターミネーター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロンは本作を絶賛、ウォシャウスキー兄弟(姉妹)は『マトリックス』で、ありとあらゆるオマージュを捧げ、黒い画面に緑色の文字が降りてくるオープニングなどは『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』そのものである。2017年にはハリウッドで、スカーレット・ヨハンソン主演で実写映画化された。
21位:『パシフィック・リム』(13) 監督:ギレルモ・デル・トロ 132分
ギレルモ・デル・トロによるオリジナル作品。太平洋の海底から現れる怪獣に立ち向かうため、人類が開発した巨大ロボットの戦いを描く。劇中で怪獣は「KAIJU」と呼ばれたり、ロボットがロケットパンチを放つなど、ギレルモ・デル・トロの、日本の漫画やアニメ、特撮作品への敬意や偏愛を非常に感じさせる作品となっている。巨大怪獣とロボットの戦いは大迫力で、それだけでも一見の価値があるSF大作だ。
"ベスト" - Google ニュース
May 03, 2020 at 09:08AM
https://ift.tt/2SvIXbo
思わず唸る面白さ!SF映画のおすすめ傑作ランキング、ベスト30!(CINEMORE) - Yahoo!ニュース
"ベスト" - Google ニュース
https://ift.tt/2qhuftC
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "思わず唸る面白さ!SF映画のおすすめ傑作ランキング、ベスト30!(CINEMORE) - Yahoo!ニュース"
Post a Comment