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冬ドラマ名作ベスト3。佐藤健「恋つづ」より忘れられない名演は…(女子SPA!) - Yahoo!ニュース

 2020年1月クールのドラマがすべて最終回を迎えました。そこで、今クールも僭越ながら、わたくしドラマウォッチャーの中村裕一が独断でベスト3を選ばせていただきました。みなさんの評価はいかがでしょうか?

第3位 『僕はどこから』

 第3位は中島裕翔主演『僕はどこから』(テレビ東京系)。

 市川マサの同名漫画を原作に、文章を書き写すことで他人の思考をコピーすることができる小説家志望の青年・竹内薫(中島)と彼の元同級生でヤクザの組長・藤原智美(間宮祥太朗)が、替え玉受験を発端としたカジノ利権をめぐる争いに巻き込まれていきます。

 クライマックスは第9話、敵のアジトでの最終決戦。藤原は待ち受ける情報屋・山田(高橋努)の弟分、駿(岡崎体育)とスリリングな一騎打ちを繰り広げます。

 藤原に撃たれ胸から血を流しながらも、兄と慕う山田のために最後まで藤原を殺そうとする駿。しかし山田から見捨てられ、床に額をこすりつけながら号泣します。裏切られてもなお山田を想い絶命する壮絶な演技に釘づけでした。

 ほかにも上白石萌歌、仙道敦子、笠松将、若林豪、仲本工事など存在感のあるキャストたちが顔を揃えるなか、『まんぷく』『これは経費で落ちません!』などで演技にも非凡な才能を発揮したアーティスト・岡崎体育の怪演が光った作品でした。

第2位 『恋はつづくよどこまでも』

 第2位は、上白石萌音主演『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)。

 そのクールすぎる性格から“魔王”と呼ばれているエリート医師・天堂浬(佐藤)と、彼に一目惚れした新人看護師・佐倉七瀬(上白石萌音)が紆余曲折を経て結婚するまでを描いたラブコメディ。

 初めは「こんなことある?」と、かなり穿(うが)った見方をしていましたが、七瀬の懸命な姿とテンポの良さ、これでもかというベタな演出&展開に次第に引き込まれていきました。

 最終回はもう名場面のオンパレード。海外留学をためらう七瀬にマフラーを優しくかけ「俺はもう、おまえを可愛がることしかできないんだよ」と背中を押す天堂。ディナーの約束が天堂の緊急治療で流れてしまい、七瀬が一人寂しく歩いて帰るところにタイミングよく降ってくる雨。悲しみの表情でしゃがみこんだ彼女にそっと傘を差し伸べるのはもちろん……天堂!

 七瀬の出発の日、仲間たちの粋な計らいで記者会見中に抜け出し、間一髪、空港へ駆けつける天堂。七瀬の名を叫び、抱き寄せるとそこに流れるOfficial髭男dismの主題歌『I LOVE…』。そして「戻ってきたら……俺と結婚しろ」と、いつの間にか用意していた婚約指輪を渡す天堂!

 恋愛ドラマのあらゆるお約束&胸キュン要素をこれでもかと盛り込んだ、ベタもここまで徹底すれば見事なエンターテイメントになることを証明したようなドラマでした。

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March 29, 2020 at 01:47PM
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