県産品の優れたデザインや商品名を表彰する「ふくしまベストデザインコンペティション」の最終審査が３日、福島市で行われ、応募総数１４７点から二代目グランプリに丸由水産（いわき市）の「さんま ささ干」が輝いた。
同コンペは、訴求力が高い商品開発を促そうと県が昨年度に創設。１次審査を通過した１１点について、放送作家、脚本家で京都造形芸術大副学長の小山薫堂さんら８人がパッケージデザイン、キャッチコピー・ネーミング、プロダクトデザインの３部門で審査した。
「さんま ささ干」は日本酒をベースに味付けしたサンマの干物。パッケージには濃淡が違う紺２色と白をあしらい、親潮と黒潮、魚、小名浜の岬など多様な意味合いを込めた。シンプルさと高級感を両立した点に加え、箱を開けた時にぎっしり詰まった干物が現れることの驚きが評価された。
表彰式では、内堀雅雄知事や審査委員を務めたタレント真鍋かをりさんが丸由水産取締役の番内寿江さん（６８）にトロフィーなどを手渡した。番内さんは「震災後に売り上げが半減し、しゃれたデザインに一新した。これからも頑張っていきたい」と述べた。内堀知事は「（受賞企業には）トップランナーとして一層品質を高め、県産品の魅力を全国、そして世界に発信してほしい」と呼び掛けた。
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February 04, 2020 at 07:22AM
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福島県産品グランプリ「さんま・ささ干」 ベストデザインコンペ - 福島民友
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