野良猫の保護活動について話し合う中野美穂さん(中)ら=野々市市本町の市中央公民館で |
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避妊・去勢手術 協力呼び掛け
人も猫も笑顔にしたい−。野々市市本町一の住民が、飼い主のいない野良猫の避妊手術などに取り組むボランティア団体「ののいち にゃんこのおうち」を昨年十月、立ち上げた。野良猫に避妊・去勢手術をして地域に戻し、猫の数を抑制する「TNR活動」に取り組む。中野美穂代表(41)は「地域の衛生環境を保つためにも協力を」と呼び掛けている。(吉田拓海)
TNRは「トラップ(捕獲)」「ニューター(不妊手術)」「リターン(戻す)」の頭文字。野良猫の繁殖を防いで数を抑制することで、ふん尿被害などの野良猫に関する苦情や殺処分の減少につなげる。
県と金沢市によると、県内で二〇一八年度に殺処分された猫は六十六匹。中野さんは「人と猫の適切な距離感を実現したい」と話す。
メンバーは中野さんと夫の靖也さん(42)、熱野珠美(たまみ)さん(46)、平野恵さん(45)ら六人。地域を見回って野良猫を保護する取り組みをしている。猫が嫌いという人の中にも協力してくれる人がいて、手応えを感じるという。
ただ猫の避妊手術には、最低でも一匹あたり雄五千円、雌八千円ほどがかかる上、猫を捕獲するわなや餌も準備する必要がある。県内では金沢市や小松市にこうした活動に取り組む団体はあるが、野々市市では個人が費用を負担して取り組んでいるのが実情だ。中野さんらも「資金確保が悩みの種」と打ち明け、多くの人からの支援が不可欠だ。
猫が嫌がるにおいを出す忌避剤などの「野良猫よけグッズ」もある。しかし中野さんは「追い払っても一時的にいなくなるだけで、効果は限定的。猫の命を大切にしつつ、避妊・去勢手術をすることで生まれる子猫の数を減らすことが重要」と強調する。
当面は野々市市本町で活動を軌道に乗せ、将来的には行政と協力して市内全域に広げたい考えという。
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February 05, 2020 at 03:08AM
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人と野良猫 良い関係に 殺処分減へ野々市の市民団体 - 中日新聞
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