フィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナルが5日(日本時間6日)、イタリア・トリノで開幕し、男子シングルのショートプログラム(SP)は、大会2連覇中で昨季世界王者のネーサン・チェン(米国)が自己ベストを更新する110・38で首位発進した。フリーは7日に行われる。
高く、鮮やかなジャンプだった。冒頭で跳んだのはアクセルに次いで高難度の4回転ルッツ。出来栄え点(GOE)で4・44点の加点を引き出すと、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転―3回転の連続ジャンプも難なく着氷した。スピン、ステップも全て最高難度のレベル4を並べ、102点台でとどまっていたGPシリーズから一気に得点を伸ばした。羽生結弦(ANA)を抑えての首位に、SP後の記者会見では「満足している。とてもうれしいスコア」と充実感をにじませた。
昨季の世界選手権で世界最高得点をたたき出した「4回転の申し子」。4日の公式練習では、4種類の4回転ジャンプを5本組み込む構成をこなし、しっかりと仕上げてきた印象だ。羽生も「きょうの彼はアメージングだった」とたたえた。【トリノ倉沢仁志】
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December 06, 2019 at 08:18AM
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チェン「満足」 SP自己ベストで首位発進 GPファイナル - 毎日新聞 - 毎日新聞
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