俳優の坂上忍(55)が24日放送のTBS「アナザースカイ」(金曜後11・00)に出演。昨年オープンした動物保護施設の運営について明かした。
昨年3月、坂上が8年間MCを務めたフジテレビの昼の帯番組「バイキング」が終了。同4月に動物の保護施設「さかがみ家」を立ち上げた。建設費も運営費もすべて自前で身銭を切りながら運営を続けている。
坂上は「真剣になれること探しをしていて、俺が選んだのは最後の真剣になれることが動物保護で、簡単に言っちゃうと、去年は2000万円の赤字で」と経営としては苦労していると告白。「僕は野犬を扱っているので、動物保護って、そこも含めてだけど、それ以外のところが大変。どこの保護団体さんも身銭を切ってやらざるを得ない状況で、やっぱり働きに見合った対価は支払わなきゃダメだし、寄付とクラウドファンディングとボランティアがいないと成立しないってさ、それはそれでダメじゃん。やっちゃいけないことをやっている保護団体もある。それが寄付の怖さですよ。何に使ってるかかわらないんだから」と話した。
そのうえで「自分らで汗流して稼いで、そのお金を綺麗に使うっていうのが理想。(これまで)稼いだんで、仕事しなくていいんですよ、もう。けど、その稼いだ金がなくなるぐらいのことを今やっている。俺はメディアの仕事も真剣にやるけど、動物保護も同じぐらい真剣にやるから、自分の年収を削ってでも動物保護をやっているんだよ」と力を込めた。
また「本当はうちもそうだけど、保護活動をする人がいなくなるのが理想なわけだから。これで経営が成り立ってちゃダメなんだよね」。野犬は「本当に懐きが悪い子もいます。ちょっとずつです。でも、なんか一緒にいるとかわいいですね。変わって来ます。人間と同じで目が穏やかになってくるので」と目尻を下げる場面もあった。
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