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『silent』触れるぬくもり、目黒蓮が心揺らす葛藤と笑顔 - ドワンゴジェイピーnews

ドラマ『silent』から感じる温かさ。
誰かを思う温かい気持ちとともに、実際に“触れるぬくもり”も力になるのだと感じる。

残すところ、第10話と第11話の2回となった木曜劇場『silent』(読み:サイレント、フジテレビ系毎週木曜よる10時)。
想(目黒蓮Snow Man))が部屋で撒き散らかしたCDと、バイト先で床に落としてしまったCDを拾う紬(川口春奈)。その散らばるCDが重なるように続けて映されたことが、第9話を象徴しているように見えた。「誰がどうやって力になってくれるの?」というサブタイトルに対して、“ぬくもり”と“声や言葉を超えたもの”という2つが浮かんだ。

第9話の前半は『silent』にしては珍しく、次々と時間が経過していく。
冒頭は8年前、想が耳の病気のために紬と別れる決心をして最後に会った公園。次は、想が大学の部活をやめて引っ越したアパート、バイト初日の紬、お正月… その時間の経過の中で、想は徐々に耳が聞こえなくなる苦しみを大きくし、家族もまたその姿がつらい。シーンがどんどん切り替わり映されるということは、それだけ、多くの時間、多くのタイミングで苦しみを抱え、その苦しみを家族は一番近くで受け止めてきたということ。「どうした?」と声をかけ、「“耳聞こえない”言わないで」「まだ聞こえるから」という想の言葉にハッとなる。想の変化に戸惑い、テンションに気をつけ、言葉を呑み込み、心配の視線を送る。

想がCDを撒き散らかした日。イヤホンから音楽が聴こえず、「こっちが壊れたかなぁ」と涙ながらに耳を抑える想の姿が胸をしめつける。母は想の頭に手をやった。「さっきからずっとしゃべってるつもりなんだけど 声出てないよね?」と、律子の腕を掴んで訴える想。律子に想の声は聞こえている。何も言えず、その手を触る律子。その様子に妹の萌(桜田ひより)は涙が止まらない。父は律子を引き離し、自分が想のそばに座って、想の足に手を置いた。

家族が想の苦しみを知って、受け止めて、心を寄せて、触れる。何か言葉をかけるのではなくて、想にとって気持ちを吐き出す場所になったり、触れてその苦しみにつながろうとする。そんな“触れるぬくもり”が、心しめつけられるシーンの中でそっと流れていたのではないだろうか。

時が経ち、湊斗と話す想の笑顔を見て嬉しそうに話しかける律子。

その表情だけで涙腺を刺激する。ずっとそばで見てきたからこそ、「話せなくなるって思ってたことが勘違いだった」と気づき、本当に心から笑う想のキラキラした笑顔の違いに気づいて嬉しかったのだろう。「親だからって何でも話さなきゃだめってことないし、親だから言いたくないこともあるだろうし それでいいんだよ」「でも心配はする」。言葉はなくても、気持ちはいつもそばにある。
車で送ってくれた母に想は「ごめん」ではなく「ありがとう」と言った。
佐倉家には、3人の“うるさい”日常が戻った。

想の散らばらせたCDを、紬は無意識に拾っていたのかもしれない。

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