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C-C-Bの笠浩二さんが死去、60歳 「Romanticが止まらない」がヒット - サンスポ

笠浩二さん (撮影2017年3月)

「Romanticが止まらない」のヒットで知られるロックバンド、C-C-Bのボーカル兼ドラムとして活躍した笠(りゅう)浩二さんが死去したことが18日、分かった。60歳だった。関係者によると、近年は体調がすぐれなかった。17日に熊本県内の斎場で葬儀・告別式が営まれた。笠さんはバンド解散後の1999年に熊本・南阿蘇村に移住し、農業に従事。C-C-Bでは2015年に55歳の若さでベースの渡辺英樹さんが他界している。

髪をピンクに染め、同じピンクのダテ眼鏡をかけて軽快にドラムをたたき、インカムマイクで歌う姿で一世を風靡した笠さんが、ひそかに天国へ旅立っていた。

関係者によると、最近は体調が悪く、車いすで移動していた。南阿蘇村の自宅で亡くなり、17日に同地区の斎場で家族によって葬儀が執り行われた。一緒に暮らしていた母は憔悴(しょうすい)しているという。

笠さんは渡辺さんやギターの関口誠人(63)らと1982年にCoConut Boys(ココナッツボーイズ)を結成し、83年に「Candy」でデビュー。

C-C-Bに改名した85年に、笠さんが初めてリードボーカルを務めた第3弾シングル「Romanticが止まらない」が人気ドラマ「毎度おさわがせします」の主題歌に起用され、空前の大ヒットとなり、一躍スターダムを駆け上がった。

バンドが解散した1989年以降もアーティスト活動を続けていたが、99年に祖父の出身地、南阿蘇村に移住。両親とともに農業に従事しながら、音楽活動を行うときだけ、上京する生活を送っていた。

2015年7月には、常に笠さんと絶妙なハーモニーを奏でていた盟友のリーダー兼ベース、渡辺さんが大動脈解離で死去。笠さんは「僕のこれからの生きる目的の1つが彼からもらった音楽の哲学です。それを彼とともに伝え、生きていきます」と追悼コメントで誓っていたが、志半ばで途切れることとなってしまった。

翌16年には熊本地震で被災しながらも立ち上がり、統合で誕生した南阿蘇中の校歌を作曲するなど地元に貢献してきた。ただ、18年に脳梗塞で倒れたとの情報があり、今年7月に行われた東京・新宿で行われたジョイント公演ではつえをついて現れたという。

今年更新したツイッターにアップした写真は、ヒット曲を連発した1980年代のふくよかな体形からは想像できないほど痩せ細っていた。

渡辺さんの死を誰よりも悲しんだ笠さん。きっと天国で再会し、2人で美しいハーモニーを奏でているに違いない。

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