道枝と福本のW主演となる今作は、一条岬氏の同名小説が原作。眠りにつくと記憶を失ってしまう、実在する難病「前向性健忘」を患ったヒロインと、そんな彼女を献身的に支えるも、自らも大きな秘密を隠し持っている主人公の、記憶にまつわる儚（はかな）くも切ない愛の物語を描く。 古川琴音（25）、松本穂香（25）、映画音楽を担当する亀田誠治氏らが参加したイベントでは、写真撮影に臨む前に、会場が突然、暗転。サイリウムのオレンジの光が会場を包むと、道枝は状況が飲み込めずにキョロキョロ。福本の運んできたケーキを見て、ようやく把握したのか「ええ、まじすか、ええ〜」とびっくりした。
「ライブが始まるのかと…福本さんこないなって。直し中かな〜って。こういうことだったんですね。ありがとうございます」とぺこりと頭を下げた道枝。クランクアップでは道枝から花束をサプライズで受け取った福本は「やり返してやりました。成功してよかった」としてやったりなスマイルを浮かべた。
改めて抱負を聞かれると、道枝は「20歳かぁっていうのと、これからもっとしっかりしなかればいけないし、いろいろ考えることも増えると思うので考えながら頑張っていきたい」と意気込み。2度目の共演となる福本は「まだ10代だったのといった感じ。落ち着いていてしっかりしているけど、今から20歳なんだ」と感心する。
これに古川も「まったく莉子ちゃんと一緒。撮影中に10代だと知らず『こういうお酒好きなんだよね』みたいな話をしちゃった。本当にしっかりしてるからそのまんまで」とエールを贈られると「そのまんま。まっすぐ進みます」と笑顔で宣言。姉役の松本は「心とカラダを大切に。すてきな人と出会って、幸せでいてください」と役柄のように優しいコメントを送り、亀田も「いいことしかないねぇ、ここから先。うらやましいしいいことがたくさんまってる」と目を細めていた。
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