
◆県森林総合教育センター「morinos」 岐阜県美濃市
落ち葉のシャワーを浴びて、子どもたちの笑い声が森に響いた。色とりどりの緑に踏みしめた土の香り、虫が食った木の実。何かに熱中したり、ただのんびりしたり。訪れた人は、思いつくままに過ごしながら自然の豊かさを学んでいく。美濃市にオープンした県森林総合教育センター「morinos(モリノス)」は、誰にでも開かれた森の入り口だ。
「すべての人と森をつなぐ」がコンセプト。幼い子が初めて自然に触れる場であり、森林の保全や教育の指導者を養成する場でもある。多彩な体験プログラムは一方的に提供するものではなく、みんなで作るものと考える。参加者の創意から、新たなプログラムが生まれていく。
「ここを特別な場所にはしたくない」と同センター技術主査の鈴木知之さん。「訪れた人に『こんなこともできるんだ』と感じてほしい。体験を持ち帰って実践してもらえたら」
【memo】
ドイツの森林環境教育施設をモデルに、県が美濃市曽代に今年7月に開設した森林総合教育センター。施設は交流、企画展示、図書閲覧などに利用でき、県森林文化アカデミーの演習林をフィールドに、さまざまな自然体験プログラムを展開している。
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October 12, 2020 at 06:48AM
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心地良いみんなの森 思いのまま自然感じる - 岐阜新聞
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