新型コロナウイルスによる約2か月間の中断を経て、ブンデスリーガは欧州各リーグの中で最も速く再開が決定した。『Goal』では、過去に掲載したコンテンツを再掲という形で連載していく。第5回は、2019-20シーズンのここまでのベストイレブンを発表する。
2019-20シーズンのブンデスリーガは25試合をすでに消化。王者バイエルン・ミュンヘンが首位を走り、ドルトムントとライプツィヒが追う展開となっている。『Goal』では、ここまでの個人・チームのパフォーマンスを考慮し、ベストイレブンを選定した。
(※2020年4月10日掲載、一部加筆・修正)
GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)
リーグ戦成績:25試合26失点、10クリーンシート
同じく26失点のライプツィヒからペートル・グラーチや、前半戦の快進撃を支えたボルシア・メンヒェングラッドバッハのヤン・ゾマーと迷うところだが、復活を祝してノイアーを選出した。完全に安定感を取り戻し、再びワールドクラスのGKと呼ばれるにふさわしい存在に。チームを救うビッグセーブはもちろん、ここ数シーズンは試合勘の低下から少なくなかったミスが減少し、自らの失態からゴールを許す場面は皆無だった。加えて、最終ラインを高くするフリック体制となったことで、高い位置でプレーするように。足元の技術を生かして後方のスペースをカバーするタスクをこなしていることも、前述の2人を退けた要因だ。
DFバンジャマン・パヴァール(バイエルン・ミュンヘン)
リーグ戦成績:23試合2ゴール3アシスト
昨シーズン中にシュトゥットガルトから移籍が決定し、王者の一員となった。しかし、チームはリーグワースト2位の失点数で、入れ替え戦の末に降格するなど、決してパヴァール個人の期待値は高くなかった。それでも、バイエルンがヨシュア・キミッヒを中盤で起用したい意向もプラスに働き、右サイドバックに定着。フランス代表で見せていた安定感のある守備はもちろんのこと、攻撃面でも貢献。23試合で2ゴール3アシストという成績は、SBとしては非常に優秀だ。ビルドアップでも穴となることは少なく、クレバーな選手と言えるだろう。
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