「連続増配株」とは、読んで字のごとく「増配を続けている銘柄」のこと……という説明だけでは、それほど難しそうではないが、実は長期間にわたって「増配を続ける」のは簡単なことではない。
というのも、そもそも「配当」は企業が得た“利益”を株主に分配する仕組みで、利益が出ていなかったり、利益をきちんと蓄えていなかったりして「分配可能額」がなければ「配当」を出すことはできないからだ。しかも、分配可能額を超えて配当を出すことは「違法配当」となり、「会社法」では罰則規定が設けられている。
つまり、長期間にわたって「増配を続けている」企業は、それだけ長期的に業績を伸ばしていたり、一時的に業績が落ちても配当を出せるようにしっかりと利益を蓄積できていたりする「優良企業」と判断することができるのだ。しかも、「配当が増える」だけでなく、それに伴って「株価も上がる」傾向があるので、「増配株」は実に魅力的な投資先なのだ。
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今回は、そんな魅力的な「連続増配株」の連続増配期間を調査して、「連続増配期間が長い株ランキング」を作成。上位15銘柄の増配期間や配当利回りのほか、配当金額の推移、増配を始めた時期からの「増配率」などを詳しく紹介していく。
「増配株」選びで重要なのは、連続増配期間や配当期間だけでなく、増配率や配当性向なども判断材料に加えること。なぜなら、連続増配期間が長くても増配率が極端に低いと、配当額が大きく増えることは期待できないし、現時点で配当性向が高い水準にある場合、今後は配当性向を上げて増配することは難しいうえに、業績が悪化した際には連続増配がストップしたり、一転して減配されたりするリスクも高まってくるからだ。
この記事では、増配率や配当性向などの数値も掲載しているので、ぜひ「連続増配株」を選ぶ参考にしてほしい。それでは早速「連続増配期間が長い株ランキング」を見ていこう!
上記のように「連続増配期間が長い銘柄ランキング」の上位15銘柄は、16年~30年にわたって連続増配している銘柄がランクインすることになった。ここからは上位15銘柄を1銘柄ずつ詳しく見ていこう。
1位:花王(東1・4452)30年連続増配
花王は、一般消費者向けの化粧品や洗顔・全身洗浄剤、衣類用洗剤、おむつなどのほか、産業用の油脂製品や界面活性剤などの機能性材料製品を国内・海外で製造・販売する会社。
1991年3月期に増配を開始して以来、実に30年(厳密には30期)連続で増配を続けており、この30年間に年間配当額は18.3倍に成長した。特に2014年12月期からの年間配当額の伸びが顕著で、2019年12月期までの5年で1.85倍になっている。直近3年の増配率も1.38倍で、年平均11.4%の増配をしている計算になる。
2020年12月期の年間配当額は前期比「10円」の増配となる「140円」の予想で、「31期連続増配」を達成する見込みだ。
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■花王 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 4452 | 東証1部 | 140円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
8238円 | 100株 | 82万3800円 | 1.69% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
30年 | 18.3倍 | 1.38倍 | 41.8~43.7% |
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2位:SPK(東1・7466)21年連続増配
SPKは自動車補修部品や産業車輌部品を扱う専門商社。
1999年3月期に増配を開始して以来、21年連続で増配を続けており、年間配当額は4.46倍に成長した。毎年の増配額が2~3円とペースが安定している点が特徴的。直近3年での増配率は1.09倍で、年平均3.2%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「3円」の増配となる「70円」の予想で、「22年連続増配」を達成する見込みだ。
■SPK | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
卸売業 | 7466 | 東証1部 | 70円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2364円 | 100株 | 23万6400円 | 2.96% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
21年 | 4.46倍 | 1.09倍 | 24.2% |
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3位:三菱UFJリース(東1・8593)20年連続増配
三菱UFJリースは、リース・レンタルをコアに、環境関連サービスや不動産関連サービスなども展開している大手総合リース会社。
2000年3月期に増配を開始して以来、20年連続で増配を続けており、年間配当額は29倍に成長した。直近3年での増配率は1.91倍と高水準で、年平均24%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「1.5円」の増配となる「25円」の予想で、「21期連続増配」を達成する見込みだ。
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■三菱UFJリース | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
その他金融業 | 8593 | 東証1部、名証1部 | 25円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
522円 | 100株 | 5万2200円 | 4.78% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
20年 | 29.37倍 | 1.91倍 | 31.8% |
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4位:小林製薬(東1・4967)20年連続増配
小林製薬は、医薬品、衛生雑貨、健康食品などを製造・販売する会社。
2001年3月期に増配を開始して以来、実に20年(厳密には20期)連続で増配を続けており、年間配当額は14.6倍に成長した。直近3年での増配率は1.4倍で、年平均12%の増配をしている計算になる。
2020年12月期の年間配当額は前期比「2円」の増配となる「75円」の予想で、「21期連続増配」を達成する見込みだ。
なお、小林製薬の公式サイトなどでは、上場前の1999年3月期を「連続増配の起点」としているため、2019年12月期で「21期」連続増配となっている。
■小林製薬 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 4967 | 東証1部 | 75円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
9680円 | 100株 | 96万8000円 | 0.77% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
20年 | 14.6倍 | 1.4倍 | 29.3% |
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5位:ユー・エス・エス(東1/名1・4732)19年連続増配
ユー・エス・エスは、中古自動車オークションの運営や、中古自動車買取チェーン「ラビット」を全国展開している会社。
2003年3月期に増配を開始して以来、19年連続で増配を続けており、年間配当額は168倍に成長した。直近3年での増配率は1.23倍で、年平均7.3%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「5円」の増配となる「55.4円」の予想で、「20年連続増配」を達成する見込みだ。
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■ユー・エス・エス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
サービス業 | 4732 | 東証1部、名証1部 | 55.4円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1460円 | 100株 | 14万6000円 | 3.79% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
19年 | 168倍 | 1.23倍 | 55.2% |
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5位:リコーリース(東1・8566)19年連続増配
リコーリースは、リースおよびリース関連のファイナンスサービスを提供している、リコーグループのリース会社。
2001年3月期に増配を開始して以来、19年連続で増配を続けており、年間配当額は6.4倍に成長した。直近3年での増配率は1.45倍で、年平均13.3%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「10円」の増配となる「90円」の予想で、「20年連続増配」を達成する見込みだ。
なお、リコーリースの公式サイトでは、1999年3月期と年間配当額が同額であった2000年3月期も連続増配期間に含め、「1996年の上場以来、2019年3月期まで24期連続での実質増配を継続中」としている。
■リコーリース | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
その他金融業 | 8566 | 東証1部 | 90円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2552円 | 100株 | 25万5200円 | 3.52% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
19年 | 6.4倍 | 1.45倍 | 23.4% |
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7位:トランコム(東1/名1・9058)18年連続増配
トランコムは、物流システムの構築・運営を行う総合物流企業。空車情報と貨物情報のマッチングサービスが主力。
2002年3月期に増配を開始して以来、18年連続で増配を続けており、年間配当額は9.2倍に成長した。直近3年での増配率は1.24倍で、年平均7.5%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「12円」の増配となる「104円」の予想で、「19年連続増配」を達成する見込みだ。
■トランコム | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
倉庫・運輸関連業 | 9058 | 東証1部、名証1部 | 104円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
6650円 | 100株 | 66万5000円 | 1.56% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
18年 | 9.2倍 | 1.24倍 | 20.3% |
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9位:ユニ・チャーム(東1・8113)18年連続増配
ユニ・チャームは、生理用品や紙おむつ(乳幼児用・大人用)といった衛生用品の製造・販売を手掛ける大手メーカー。ペットフードやペットシートなどの、ペット関連製品も扱っている。
2003年3月期に増配を開始して以来、18年(厳密には18期)連続で増配を続けており、年間配当額は12.7倍に成長した。直近3年での増配率は1.75倍で、年平均20.5%の増配をしている計算になる。
2020年12月期の年間配当額は前期比「4円」の増配となる「32円」の予想で、「19期連続増配」を達成する見込みだ。
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■ユニ・チャーム | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 8113 | 東証1部 | 32円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
3678円 | 100株 | 36万7800円 | 0.87% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
18年 | 12.72倍 | 1.75倍 | 30.3% |
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10位:リンナイ(東1/名1・5947)17年連続増配
リンナイは、給湯器をはじめとする給湯機器や、テーブルコンロなどの厨房機器が主力製品のメーカー。グローバル展開にも積極的。
2003年3月期に増配を開始して以来、17年連続で増配を続けており、年間配当額は5.2倍に成長した。直近3年での増配率は1.14倍で、年平均4.7%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「2円」の増配となる「96円」の予想で、「18年連続増配」を達成する見込みだ。
■リンナイ | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
金属製品 | 5947 | 東証1部、名証1部 | 96円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
7400円 | 100株 | 74万円 | 1.29% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
17年 | 5.22倍 | 1.14倍 | 23.5% |
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10位:シスメックス(東1・6869)17年連続増配
シスメックスは、検体検査機器や試薬、ソフトウェアを提供している、検体検査の総合サプライヤー。「血球計数分野」では世界シェアNo.1。
2003年3月期に増配を開始して以来、17年連続で増配を続けており、年間配当額は25倍に成長した。直近3年での増配率は1.34倍で、年平均10.4%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「2円」の増配となる「72円」の予想で、「18年連続増配」を達成する見込みだ。
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■シスメックス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
電気機器 | 6869 | 東証1部 | 72円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
7296円 | 100株 | 72万9600円 | 0.98% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
17年 | 25倍 | 1.34倍 | 35.8% |
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10位:KDDI(東1・9433)17年連続増配
KDDIは、専用線サービスや電話サービスを提供している電気通信事業者。通信を核にして、金融・エンターテインメント・教育などといったライフデザインサービスの拡充を目指している。
2003年3月期に増配を開始して以来、17年連続で増配を続けており、年間配当額は35倍に成長した。直近3年での増配率は1.5倍で、年平均14.5%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「10円」の増配となる「115円」の予想で、「18年連続増配」を達成する見込みだ。
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■KDDI | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
情報・通信 | 9433 | 東証1部 | 115円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2930円 | 100株 | 29万3000円 | 3.92% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
17年 | 35倍 | 1.5倍 | 43.0% |
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10位:沖縄セルラー電話(JQ・9436)17年連続増配
沖縄セルラー電話は、KDDI傘下の電気通信事業日本の電気通信事業者。沖縄県に特化した経営で、県内での高い携帯電話シェアを誇る。
2003年3月期に増配を開始して以来、17年連続で増配を続けており、年間配当額は29.5倍に成長した。直近3年での増配率は1.35倍で、年平均10.6%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「6円」の増配となる「136円」の予想で、「18年連続増配」を達成する見込みだ。
なお、沖縄セルラー電話の公式サイトなどでは、2001年3月期の記念配当を除外して計算した「18期連続増配」となっている。
■沖縄セルラー電話 | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
情報・通信 | 9436 | JASDAQスタンダード | 136円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
3235円 | 100株 | 32万3500円 | 4.20% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
17年 | 29.54倍 | 1.35倍 | 40.4% |
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13位:サンエー(東1・2659)16年連続増配
サンエーは、沖縄県内でスーパーマーケットやショッピングセンターを展開している総合小売会社。エディオンやマツモトキヨシ、ジョイフルなどとはフランチャイズ契約を結んでいる。
2004年2月期に増配を開始して以来、16年連続で増配を続けており、年間配当額は8.2倍に成長した。直近3年での増配率は1.23倍で、年平均7.4%の増配をしている計算になる。
しかしながら、2020年2月期の業績予想は営業収益こそ6.5%増であるものの、営業利益20.2%減、経常利益19.4%減、当期利益22.3%減(いずれも前期比)と軟調で、年間配当額は前期比で「横ばい」となる「52円」の予想。連続増配記録は16年でストップする見通しだ。
■サンエー | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額 |
小売業 | 2659 | 東証1部 | 52円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
4220円 | 100株 | 42万2000円 | 1.23% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向 |
16年 | 8.25倍 | 1.23倍 | 22.8% |
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14位:リログループ(東1・8876)16年連続増配
リログループは、企業の福利厚生を総合サポートサービスを提供している会社。社宅借上管理、賃貸管理、福利厚生、赴任支援などの支援を行っている。
2004年3月期に増配を開始して以来、16年連続で増配を続けており、年間配当額は32.5倍に成長した。直近3年での増配率は1.73倍で、年平均20.1%の増配をしている計算になる。
2020年3月期の年間配当額は前期比「3円」の増配となる「29円」の予想で、「17年連続増配」を達成する見込みだ。
■リログループ | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
サービス業 | 8876 | 東証1部 | 29円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1814円 | 100株 | 18万1400円 | 1.59% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
16年 | 32.5倍 | 1.73倍 | 30.9% |
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15位:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東1・7532)16年連続増配
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、ドン・キホーテをはじめとする総合ディスカウントストアを展開する企業。総合スーパーや小売も手掛ける。
2004年6月期に増配を開始して以来、16年連続で増配を続けており、年間配当額は33.3倍に成長した。直近3年での増配率は1.81倍と高水準で、年平均22%の増配をしている計算になる。
2020年6月期の年間配当額は前期比「1.5円」の増配となる「11.5円」の予想で、「17年連続増配」を達成する見込みだ。
■パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
小売業 | 7532 | 東証1部 | 11.5円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
1778円 | 100株 | 17万7800円 | 0.64% |
連続増配年数 | 増配率(増配開始来) | 増配率(直近3年) | 配当性向(予想) |
16年 | 33.33倍 | 1.81倍 | 15.8% |
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「配当利回り」の高さだけに惑わされずに、
「増配」しているかどうかにも注目しよう!
2020年2月下旬以降、「コロナ・ショック」で世界中で株価が暴落しており、株価の下落によって配当利回りや株主優待利回りが高くなる「高利回り株」に注目が集まっている。しかし、単に配当利回りが高いだけの「高配当株」や、豪華な株主優待を実施している銘柄を選んで投資してしまうと、急激な業績悪化で「減配」や「無配」、株主優待の「改悪」や「廃止」を行うリスクも高くなる。
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現時点で「利回りが高い」というだけで銘柄を選ぶのではなく、長期にわたって「連続増配」をしている銘柄や長期的に「増配傾向」にある銘柄を選ぶようにすれば、それは自然に長期的に業績を伸ばしていたり、業績が落ちても配当を出せるようにしっかりと利益を蓄積していたりする「優良企業」を選ぶことにつながる。
「コロナ・ショック」であらゆる銘柄の株価が下落している今こそ、今回掲載した「連続増配期間が長い株ランキング」を参考に、増配や将来の高利回りが期待できる銘柄を選んで投資しよう!
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March 22, 2020 at 08:50AM
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「連続増配株ランキング」ベスト15![2020年最新版]30期連続増配の「花王」、20期連続増配で利回り4%の「三菱UFJリース」など、おすすめの増配銘柄を紹介 - ダイヤモンド・オンライン
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