【男盛りはこれからだ！！５０代元気の秘訣】
芸能生活４０周年記念公演（７月、東京・明治座）を控えたコロッケさん（５９）。ものまねをエンターテインメントに押し上げた第一人者です。
「（オーディション番組の）『お笑いスター誕生！！』に出演したのが２０歳のとき。熊本から出てきた翌年の８月にテレビに出ました」
下積みは？
「上京する前のショーパブ時代が下積みと言えばそうですが…。つらいと思ったことはなかったですね。僕が出た頃は漫才ブームのちょっと前。アイドルブームもあり、演歌の素晴らしい皆さんもすごい人気でした。そんな中、人気歌手の形態模写をし始めた僕に『なんだろこの人？』って興味を持ってくれたんだと思います。出るタイミングが良かった」
それまでに無かったおねえ系や笑いを誘うデフォルメしたものまねで、大人気に。とりわけピーター（池畑慎之介）の存在が、大きなきっかけになったそうです。
「ピーターさんがちあきなおみさんの形態模写をしているの見て『面白いなー』と。自分でやってみたのがきっかけでした。高校の頃、社会人のふりしてスナックで形態模写をしたら『今度いつくるの？ お金いらないから来て』って。面白いと言ってくれるのがうれしくて。もののまねに溺れていきましたね」
今でこそ「ものまね番組」は全盛ですが、当初は局も弱腰だったそうです。
「大御所のみなさんのものまねを大げさにする僕にビクビクしていました。流れが大きく変わったのが“ご本人登場”。初めて美川憲一さんが出てくださったとき、全然知らされていなかったんです」
１コーラス目が終わり、２コーラス目が流れます。
「客席が沸いてお客さんが僕じゃない方を見ている。恐る恐る振り返ったら美川さんが…本当に驚きました」
ディナーショーやコンサート、舞台に引っ張りだこで、全国を飛び回るように。
「ものまねタレントやスタッフ３０人くらいを連れて公演ができるようになったのもお客さまがあってこそ。満員の会場に感謝しかありません」
古い芸人と思われないために、「キンプリの平野紫耀くんや（アニメの）『鬼滅の刃』など新しいものまねもします」。
元気の源は？
「ミーハーであること。新しいパン屋さんがおいしいと聞けば『どんな味だろう』とワクワク。『遠くまでいかなくても近くのでいいよ』となっては楽しみを狭くしているようなもの」
人生を楽しむコツがもう一つ。
「起きること全ては良いことと考えてます。転んで捻挫したら『骨折らなくて良かった。いま自転車来なくて良かった。ツイテル！』。何があってもストレスがないから元気なんです」
前向きに考える背景には秘密が。次回に続きます。（医療ジャーナリスト 吉澤恵理）
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February 25, 2020 at 02:56PM
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