
どこを軸に回転しているのか、見る度に変わります。
2016年に、日本人の杉原厚吉さんの作品が2位に選ばれた、ザ・ベスト・イリュージョン・オブ・ジ・イヤー・コンテストが、2019年の優秀作品を3つ選出しました。
1位はアメリカのFrank Force氏による「Dual Axis Illusion」、2位は日本の福田玄明(はるあき)氏による「Change the Color」、そして3位はアメリカのRyan E.B. Mruczek氏とGideon Paul Caplovitz氏が共作した、「The Rotating Circles Illusion」です。
1位:Frank Force氏の「Dual Axis Illusion」
「∞(無限大)」のマークのようにも見えますし、魚のシンボル「イクトゥス」に見える人もいるでしょう。
これが回転すると、垂直軸または水平軸に従って回転しているように見えるだけでなく、左から右、右から左、上から下、下から上の4方向に回転しているように見えて、より複雑な構造が明らかになってきます。
赤や緑の軸が表示されると、特定の方向に回転しているように見え方が固定されますが、それらが消えると、またすぐに自分がどっち方向の回転を見るようになったのか、不思議に思うようになります。
2位:福田玄明氏の「Change the Color」
人間の脳が行う不可解なことのなかで、物体の動きによって色の知覚を変化させることは、最も複雑なことかもしれません。
しかし、東京大学の福田玄明氏が実証しているように、最初は上から下に降りてくる赤と緑の点が交互に並んでいるように見えても、このアニメーションを見る意識を変えると、一瞬にしてすべて黄色に変化した点の行列が、左から右に移動しているように感じることができます。
横に流れる黄色を見るためには、少し焦点を合わせ直す必要があるかもしれませんが、それが起きると「おぉー」となるはずです。そしてこれは、液晶画面にある何百万ものピクセルが、いかに目を欺くために使われているかを示す好例でもあるかと思われます。
3位:Ryan E.B. Mruczek氏とGideon Paul Caplovitz氏の「The Rotating Circles Illusion」
こういうイリュージョンがお好きな方であれば、おそらく動く物体に影響を受けた別の物体も動いているものの、実はそれは脳が騙されているだけで、実際は動いていないのに動いているように見えているだけ、というのをいくつも見たことがあるかと思います。それらと同じように、Ryan E.B. Mruczek氏とGideon Paul Caplovitz氏の「The Rotating Circles Illusion」は、その劇的かつ効果的な例かもしれません。
このイリュージョンでは、中央にある小さな黒丸は、円の動きで回転しています。ですが、白い点を見つめていると、その周囲をさまざまな方向に同時回転する4つの大きな黒丸に釣られて、中央の黒丸が、上下、左右、または三角形を描くように、本来の軌跡ではない軌跡を描いているように見えてきます。
画面の一部を手で隠して、中央の黒丸が本当に回転しているだけなのか、それとも上下左右に動いているのかを確かめてみた人はいませんか? 脳ミソが騙されていたことが判明するだけでしたよね。
ちなみにですが、杉原厚吉さんは以前に『右を向きたがる矢印』を作った方。あれも不思議な立体物でした。まだ見ていない方は、ぜひともチェックしてみてください。
Source: The Best illusion of the Year Contest, 計算錯覚学, YouTube (1, 2, 3) via
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December 21, 2019 at 04:02PM
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ベスト・イリュージョン・オブ・ジ・イヤーの受賞作品を見てると、現実感が消滅しますよ - ギズモード・ジャパン
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